蓮な日記

LotusのF1が好きなので蓮な日記としましたが、音楽、靴などのテーマで綴ります。

楽器

百瀬恭夫さん製作のヘッドウェイをマイク録りしてライブしました

ヘッドウェイHJ-908 4月13日のARTIST'Sライブには、いつものヤマハN-1000ではなく、3月に亡くなった百瀬恭夫さんを偲んで、ヘッドウェイHJ-908を手に出演しました。 ただ、搭載しているFishmanのレアアースブレンドを調整のため預けてあったので、初めてピッ…

良いギターって何だろう?

ヤマハN-1000(2024.3.17のライブにて) 弾き語りを始めて2年余り。毎月のようにライブやオープンマイクに参加するようになって、色んな人の歌と演奏に触れるようになり、そうした仲間達と音楽談義やギター談義をするようになり、「このギター良く鳴るよね!…

古い国産オール合板アコギは本当に良いのか?

ヤマハFG-201B(オレンジラベル期1978年製) 古い国産のオール合板製アコースティックギターの人気は根強いようで、ジャパンヴィンテージと呼ばれて、ヤマハのFGシリーズの最初期で赤ラベル・黒ラベルが貼られた頃のギターは、入門機にもかかわらず、発売当…

ヘッドウェイギター百瀬恭夫さんを偲んで

Headway(ヘッドウェイギター)の創始者のひとりで、マスタービルダーの百瀬恭夫さんが、亡くなられました。ご遺族、関係者の皆様には衷心よりお悔やみ申し上げます。 写真左:オリジナルHJ-908、右:復刻版HJ-908re 私もこれまで2本のヘッドウェイを所有し…

弾き終わったら弦は緩めるのだけど、例外も

基本的には、弾き終わったら弦を緩めるのですが、例外もある話です。 写真と本記事は直接関係ありません lotus79.hatenadiary.org 何本か持っているギターのうち、何故かある一本だけ弦を緩めた状態からレギュラーチューニングして弾くと、あきらかに音に元…

弾き語りなら、12フレット上の弦高はそんなに気にしない方がいい

何十年ぶりにギターを買ったとき、専門サイトやオークションサイトには12フレット上で弦高は何ミリという表記があふれかえっていて、40年くらい前には全く知識もなく、意識もしていなかったので浦島太郎状態。 ところが購入してからは、適正弦高は何ミリかが…

ヤマハFG-201Bのナット交換に挑戦

ヤマハFG-201Bのナット交換に挑戦してみました。 吃切りで掴んで少し力を入れただけで簡単に取れました。当て木を当ててプラスチックハンマーで叩くのはなるべく避けたところです。 ご覧の通り、ロッドカバーの指板側にもロッドカバーの穴?が開いていて、サ…

牛骨サドル・ナットのオイル漬け処理に挑戦

興味本位で、牛骨サドル・ナットのオイル漬けをやってみました。 指板用のレモンオイルを使う例も紹介されていましたが、成分の化学的安定性から、合成エンジンオイルで試しました。 真空容器でつけると早くオイルが浸透するそうなので、食器用の真空容器セ…

ヤマハFG-201Bに牛骨ブリッジピンと弦溝切り加工

ヤマハFG-201Bに牛骨ブリッジピンと弦溝切り加工を施しました。 ブリッジへの弦溝切り ヤマハFG-201Bはショートスケールということと、この個体はナット溝が低いおかげでとても弾きやすいギターなのですが、もう少しテンション感が欲しくて、ブリッジの弦が…

ヤマハFG-201Bをリペア

ヤマハのFG-201Bをリペアしました。 ペグ穴補修 ペグ穴の補修は、爪楊枝とタイトボンドで。 余分なところをカッターで切ってから紙ヤスリで仕上げ、ニスでタッチアップしました。 キリで当たりを付けてからピンバイスで下穴を開けます。 フランクリン タイト…

最初に買うギターだったかも知れない、ヤマハ FG-201B

ヤマハのFG-201Bというオール合板のいわゆるフォークギターを購入しました。 ヤマハFG-201Bとセミハードケース オレンジラベル? 生まれて初めて買ったギターはモーリスW-20。高専1年の冬、市内の河合楽器で購入しました。 このFG-201Bと交互に手に取って決…

ギターのサドルも消耗品

最近、N-1000の音、特に6弦がぼんやりして来たと思ってたら、サドルが写真のように削れて轍が出来ていました。 中古を購入して2年半。 弦交換の度にチェックしておくポイントだったのですが、全くノーマークでした。 ヤマハのこの時期のサドルは3mm厚で幅が7…

侮れない入門ギター ヤマハFG730S

ヤマハFG730S 本郷姉妹のボーカルをつとめる先輩が、楽器屋さんで中古のギターを買って練習に持ってきました。 私は指弾きアルペジオ、先輩はピック弾きのストロークという違いはあれど、音量がものすごいので負けそう。いわゆる、バカ鳴りとかいうのではな…

もしも宝くじが当たったら買ってみたいギター

明けましておめでとうございます。 被災された皆様にはお悔やみとお見舞いを申し上げます。私は被災は免れましたが、避難者の受け入れや支援でバタバタしております。 さて、新年なので、もしも高額宝くじに当選したら買ってみたいギターを考えてみました。 …

ドラムにはないけどギターにはあるヴィンテージ楽器の評価の高さ

ヤマハレコーディングカスタムとLudwigブラックビューティー アコースティックギターもエレクトリックギター(ベースを含む)もヴィンテージ楽器や、ヴィンテージとはいかないまでも、古い楽器に対する評価はかなりのものがあるようです。 戦前モデルから196…

私が中古、俗にヴィンテージと呼ばれるギターを買った理由

私が現在所有しているアコースティックギターは、いずれも中古、俗にヴィンテージと呼ばれるものばかりです。別にヴィンテージをコレクションしているわけではなくて、たまたま欲しいギターがそうだったという事です。 現在所有のギター 40年振りに50代半ば…

Photogenicムスタングタイプのブリッジ交換

以前記事にした、PhotogenicのMG-200のブリッジがビビって使い物にならなかったので、ブリッジを交換しました。 lotus79.hatenadiary.org 購入したのは、Musiclily Pro の10.4mm ローラーサドル ABR Tune-O-Maticブリッジ M4ポスト付という製品です。 Musicl…

初めてエレキギターを購入。その名はPhotogenic製MG-200(むったん? )

Photogenic製MG-200 40年もバンドをやっていて、これまで、ドラムにアコギ、ガットギターにエレキベース、果てはエレピにシンセと、LM楽器は一通り買ってきたのに、何故だかエレキギターは買ったことがない。 実は購入したいエレキがないわけではなく、G…

Cat’s Eyes CE1500がリペアから戻って来ました

以前記事にしていた、東海楽器製のCat’s Eyes CE1500がリペアから戻って来ました。 lotus79.hatenadiary.org 今回も、岐阜県恵那市の9notesさんに依頼しました。特に木工系は安心してお任せできます。 blog.9notes.org Cat's Eyes CE1500 リペア箇所は、 ト…

梅雨の湿度とアコースティックギターの弦高調整

弦高を測る 梅雨時から夏にかけての私の住む北陸は、湿度が連日70%超えで、ギターにとっては過酷な季節です。 つい5月の爽やかな季節には弾きやすかったギターの弦高がやや高くなり、弾きにくくなります。実際に6弦12フレットで約2.3mmから2.4mmだったのが、…

東海楽器 Cat's Eyes CE1500

Cat's Eyes CE1500 東海楽器製造(以下、東海楽器)は、1970年代初めにCFマーティン社の国内総代理店となり、技術提携も締結して、アコースティックギターブランドであるCat's Eyes(キャッツアイ)を1975年に立ち上げたそうで、いわば本家公認のレプリカモ…

気持ちはジャコパス。フェンダージャパン JAZZ BASS JB62

Fender Japan JB62 気持ちだけはジャコ・パストリアス。中古楽器店で購入したフェンダージャパン(Fender Japan)のJAZZ BASS JB62です。 ヘッドにはFender JAZZ BASS 詳しくはわかりませんが、ネット情報によれば、Hで始まるシリアルで、"Made in Japan"表…

TOKAI(東海楽器)のSPRINGY SOUND ST50?

TOKAI ST50 TOKAI(東海楽器)のSPRINGY SOUNDシリーズのおそらくST50だと思われます。 私はエレキギターを持っておりませんでして、実はこれは弟のギターです。40年近く全く使われることなく実家に置いていたので、ちょっとかわいそうになりリペアしました…

1972年製芳野楽器からモーリス楽器製造へ移行期のモーリスW-25

1972年製Morris W-25 1972年製の芳野楽器からモーリス楽器製造へ社名変更する時期のモーリスW-25です。トップはスプルース合板、サイド・バックはローズウッド合板、ネックはマホガニー、指板・サドルはローズウッドだと思われます。2023年5月購入しました。…

Headway HJ-908がネック折れから復活

修理から戻ったHeadway HJ-908 2月のライブリハーサルでヘッドを折ってしまった、HeadwayのHJ-908が修理から戻って来ました。今回も勝田進さんの9notesにお願いしました。 lotus79.hatenadiary.org 折れた箇所を表から 折れた箇所を裏から この通り、どこが…

ヘッド(ネック)を折ってしまいました

正月に中古で購入したHeadway HJ-908ですが、先日ライブでデビューさせようとしたところ、リハーサルでギターを倒してしまいヘッドを真っ二つに折ってしまいました。 折れたヘッド Gibson系のギターは、ヘッドの取り付け角度の関係やトラスロッド調整部がヘ…

中古でギターを買うということ(注意点など)

中古のヤマハN-1000 中古でギターを場合には大きく分けて二つのパターンがあるかと思います。 現行品のギターを中古で買う場合 いわゆるヴィンテージと呼ばれる古いギターを買う場合 1番目の場合は、新品で買うよりお手頃な値段で買える場合があるので、同じ…

ペグは消耗品(ヴィンテージだとしても)

ペグを交換した話です。 ヤマハオリジナルのTM40G ヤマハN-1000のペグが、ごく稀に空回りするので交換しました。ライブ用のギターなのでトラブル対策です。オリジナルじゃあなくなるのは勿体無いのですが… 元々はヤマハ製TM40Gというダイキャストの重いのが…

三上寛さんのヤマハLL16は、本当に素晴らしいギターでした

三上寛さん 2021年11月27日に富山市内のArtist'sというライブハウスで三上寛さんのライブがあり、主催者からの依頼でPAを担当しました。 リハーサルのため会場入りされた三上さんがギグバッグから取り出されたのは、ヤマハのLL16という機種で、Lシリーズでは…

弾き語りライブを始めて一年のギター遍歴その7(Headway HJ-908と百瀬恭夫と中島みゆき)

オリジナルのHeadway HJ-908 Headway(ヘッドウェイ)と百瀬恭夫という名前は、ギターをある程度弾く人なら知っている方も多いと思いますが、僕は、まだアコギを再開する前、中島みゆきの情報をネットで検索している時に、ヘッドウェイギターの愛好家が集う…