ヤマハFG-201Bに牛骨ブリッジピンと弦溝切り加工を施しました。
ヤマハFG-201Bはショートスケールということと、この個体はナット溝が低いおかげでとても弾きやすいギターなのですが、もう少しテンション感が欲しくて、ブリッジの弦が触れる部分に溝切り加工を行いました。
ヤマハのアコースティックギターは、サドルとブリッジピンの間隔があるので、どうしても弦の立ち上がり角度が緩めです。
専用工具を持っていないので、プラモデル製作で使っていたミニノコギリと目立てヤスリ、小型のヤスリなどを使って溝を切りました。
ほんの僅かですが、テンション感が強くなりました。
ただし、ジャンク品だったので自分で加工しましたが、そうでなければ専門家にお任せするところです。
また、ブリッジピンを樹脂製のものからSUCADのF-3620という牛骨製の物に交換しました。行きつけの楽器屋さんに相談して取り寄せていただきました。ドット付きはF-3621という品番です。
ただし、一番太いところで約5.2mmあり、そのままではヤマハのブリッジにぴったりと収まりませんので、ヤスリとサンドペーパーで削って約5mmにしました。少しづつ加工します。
サドルを樹脂製から牛骨製に交換した時もそうでしたが、オール合板の安価なギターのほうが効果がわかりやすく、リッチで少しシャリンとした高音が出てきました。
PICKBOYのほうが幾分安くて約5mmと細いので、こちらの製品でもよいかな?多分どこの楽器店でも取り扱いがあります。
楽器との相性とサドルの材質の組み合わせで、TUSQやエボニーのほうが好みの音になるかもしれませんが、エレキギターと違って、素人でも簡単に交換できる数少ないパーツなので、サドルとブリッジピンの交換をしてみてはいかがでしょう?