ヤマハFG-201Bのナット交換に挑戦してみました。
吃切りで掴んで少し力を入れただけで簡単に取れました。当て木を当ててプラスチックハンマーで叩くのはなるべく避けたところです。
ご覧の通り、ロッドカバーの指板側にもロッドカバーの穴?が開いていて、サドル底面はあまり接着面が無く、指板側に接着されていました。
彫刻刀やヤスリを使い接着剤を取り除きましたが、かなり削り過ぎてしまいました。
今回使ったサドルは、Musiclily Pro製の44mm 弦溝加工済の牛骨ナットギブソンタイプです。これも、オイル漬け処理してから使用しました。
E to E(6弦と1弦の間隔)がオリジナル同様に約36mmあり、各弦の間隔もほぼオリジナルと同じでした。
整形済みナットを購入する際は、ナット幅だけではなく、こうした事も参考になさると良いと思います。なお、成型済みの弦溝はあくまでも仮のものなので、実際にはギターに合わせてさらに削る必要がある場合があります。
弦溝の調整には、以前購入したサドルサンダーに付属したナットファイル(弦溝を削る専用のヤスリ)で削りましたが、成型済みではないナットを成型して弦溝を切る場合は、目立てヤスリと本格的なナットファイルを使用することが必要です。
よく見ると、ヘッドとの間に隙間がありますが、これも削り過ぎた証拠です。
皆さんは、くれぐれもこんな事をなさらないように。大事なギターは、信頼出来るリペアショップで。