蓮な日記

LotusのF1が好きなので蓮な日記としましたが、音楽、靴などのテーマで綴ります。

本郷姉妹3回目のArtist's Live

11月2日土曜日のArtist's Liveに出演しました。

本郷姉妹ライブの様子

結成以来3度目のライブ、正確に言うと昨年11月に私のライブのゲストという形で3曲だけ演奏したことがありますが、ボーカルの2人が楽器を手にして、持ち時間フルでやった実質初のライブが1月、2度目が6月ということでしたので、3度目のライブとさせていただきます。

今回は、なんと私が45年前に作詞作曲したオリジナル曲を本郷姉妹で蘇らせるということになりました。

富山工専(現在の富山高専)軽音楽部時代にギターの先輩と一緒に開催したオリジナル曲縛りのコンサートの音源が発掘されたのですが、15、6歳ころのギターを始めて1年くらいの曲で、歌詞があまりに小っ恥ずかしくて、先輩方に補作詞していただきましたが、評価はいかに。

使用ギターはCat'sEyesのCE1500で、本郷姉妹専用機になっています。

Cat'sEyes CE1500

ピックアップはTSピックアップという、2のピエゾをボディ内部に貼りつけるコンタクトピックアップ。

ボディ内部のピックアップ

パッシブタイプなので、ヤマハN-1000同様に、2chプリアンプにEQとリバーブをつないで出力しています。

足元のプリアンプ類

セットリスト

365日の紙飛行機、待つわ、開けに来た(しきだオリジナル曲)、なごり雪、時代

出演者

愛加、TOYO、本郷姉妹、MASA

出演者

小笠原義弘さんのオープニングアクトで出演

富山市中央通りの Log Session で開催された、ベーシストの小笠原義弘さんのソロLIVEのオープニングアクトとして、嵐山温泉さんと一緒に、DUNEのドラマーとして出演させて頂きました。

小笠原義弘ソロLIVE

変拍子のところのきっかけを間違えてメンバーには大変迷惑をかけてしまいました。反省。

小笠原さん本来ブルースやロックを中心とした名うてのセッションベーシストですが、今回はベースの弾き語りという珍しいステージ。途中で嵐山温泉のギターとキーボートのコラボもあり、新鮮なステージでした。

セットリスト

Freedom、風を受けて、Vision(幻)、Five Inch、気にしちゃいられない

DUNEのステージ

出演者

嵐山温泉、DUNE(以上オープニングアクト)、小笠原義弘

嵐山温泉

小笠原義弘さんと

 

一応ドラマーなのでドラムセットの紹介(ヤマハYD-9000RC)

一応本来はドラマーなのでドラムセットのご紹介を。

ヤマハレコーディングカスタム

ドラムセットはヤマハYD-9000RCのセットでレコーディングカスタムという呼称は1985年から。

サイズは、タムタムが 10"×9"、TT 12"×10"、TT 14"×12"、TT 16"×14"、バスドラムが22"×16"のフロアタムレスセット。YD-9000系統はラグがハイテンションラグと言って打面のラグと裏面のラグが一体になっているのが特徴です。

タムタムはY.E.S.S(Yamaha Enhanced Sustain System)というフローティングシステムになっていて、他社がやたらとフローティングマウントをやり始めて、ヤマハもやや遅れて1994年にこの独自マウント方式を導入しました。

シェルはバーチです。バーチ材100%もYD-9000系統の特徴ですね。

セットを全部揃えたのは1995年頃ですが、ドラムを始めたころの世の中はジャズ・フュージョンブーム。ドラムを始めた1980年頃当時からのアイドルだったスティーブ・ガッドと同じセットで揃えました(スネアやシンバル除く)

ヘッドは表がREMOピンストライプ、裏がREMOクリアーアンバサダー。バスドラにはREMOのミュートリングを装着。バスドラの中が黒く見えるのは、アコースティックギターとは異なり内部も黒く塗装されているためです。

スネアドラムはヤマハ MSD-0115 Maple Custom 5.5"。メイプル7プライで本来はアルミダイキャストフープでしたがウッドフープを装着したもので、やっぱりロックドラマーぽくありませんね(笑)

シンバルは全てA.Zildjian。右からNew Beat HiHats 14"、Splash 12"、Thin Crash 16"、Splash 10"、Deep Ride 22"、Medium Thin Crash 16"、China(High) 18"という組み合わせで、SplashとMedium Thin Crash以外はやはり1980年頃に購入したものです。

www.zildjian.jp

Splashは完全にポリスのスチュワート・コープランドの影響です。ちなみにバスドラの上に写っているステックは、大好きなウエザー・リポートに在籍していたピーター・アースキンモデル。

ペダルはFP-710

写真のLudwig Black beauty 6.5"(前面当たりスナッピー:スーパーセンシティブ)も持っていましたが、あこがれのサウンドエンジニアであるボブ・クリアマウンテンがロキシー・ミュージックの「アヴァロン/AVALON」等のレコーディングで使用していた70年代モデルに憧れて購入したものの、金欠で手放してしまいました。

www.nonaka.com

ペダルはヤマハ FP-710。低価格帯を除けばチェーンドライブが一般的ですが、この機種はベルトドライブになっています。1980年ころ購入したもので今も現役!さすがに現在は生産していない模様でしたが、後継機種であったFP-720が復刻していて、ベルトドライブの根強い愛好者がいるのがわかります。

jp.yamaha.com

ちなみにハードウエアはヤマハが一番だと思います。特にタムタムを固定するボールマウントシステムは30年経ってもびくともしません。他社のはねじがすぐダメになる印象です。

Artist'sでのライブにて

ヤマハのサイトによれはYD-9000シリーズ(現在のレコーディングカスタム)は1977年に誕生したそうです。

パールやタマに比べ倍音が抑えめなので、ミュートしなくてもまとまりのある芯のある音という印象です。楽器屋さんによればシェルの角度や形状を緩やかにして倍音をコントロールしてマイクでの収録に適したサウンドになるとかで、同社のアコーステックギターもこの傾向だったのかな?

確かLAシリーズは倍音をコントロールしてレコーディングしやすいサウンドを目指したとヤマハのアコーステック解説本ムックに書いてありました。

そういえば1980年頃のドラムサウンドは、スティーブ・ガッドに代表されるすごくタイトな音色が流行っていたっけな。

レコーディングカスタムは2014年いったん廃盤になりましたが、2016年に再登場したようです。時代の流れか、シェルのエッジ角度や形状が変更されて、オープンなサウンドになったそうです。

jp.yamaha.com

当時オープンなサウンドを好むドラマーはパールや、1991年に発売されたヤマハメイプルカスタム(現在は廃盤になり、新ツアーカスタムが後継モデルのようです)に流れたような気がします。

なお、それまでの国産のヤマハドラムは実は日本最古のドラムメーカーであるサカエドラム(サカエリズム楽器)のOEMだったそうですが、ヤマハの海外工場建設などでOEMを解消。その後2018年に経営破綻したものの、KORGの支援により2019年SAKAE OSAKA HERITAGEとして再建し、現在は設計開発を大阪で、生産は台湾工場で行われている模様です。

アコースティックギターのトラスロッドと音色

ヤマハのFG-201Bを購入して少し弾きにくく感じたので、ネックコンデションを確認したところ僅かに順反りしていたので、トラストロッドを少しだけ緩めてから締め直したところ、演奏性の向上とともに音にも張りが出てきました。

ネック調整中の様子

これまでは、トラスロッドを含むネックに十分なテンションが掛かっていなかったようです。とあるギターショップのブログでも、一旦指板を真っ直ぐにしてからギターの鳴りをトラスロッドで微調整する方法が掲載されていました。

指板が真っ直ぐかどうかは専用のゲージが有るようですが、私は持っていないので、ネックとボディの接合部の14フレットと1フレットを押さえ(1フレットはカポタストで挟んでも大丈夫)、7フレットに官製葉書(厚さ約2mm)を挟んで隙間を確認したり、指で7フレットを押して僅かにカチカチと音が鳴るかで判断しています。本当は3mmのゲージを挟むのが良いそうですが、そこまで神経質にならなくても良いかと。その際は、写真ではギターを置いてますが、演奏している状態で確認しています。

なお、指板が順反りの場合はトラスロッドを時計方向に回します。逆反りの場合は反時計方向になりますが、ちゃんとテンションをかける場合には、一旦緩めてから締めるのがネジ関係の基本です。本業のドラムのチューニングでも、チューニングキーは一旦緩めてから締め直すものだと教わって来ました。

弦高調整のためトラスロッドを調整する場合もありますが、基本的には指板を真っ直ぐに調整するためのものであって、その調整の結果として弦高が変わるのだと理解して頂けたら良いかと思います。

調整中のヤマハN-1000

しかしながら、所有する5本のギタのうちボディ側にトラスロッド調整ネジがあるのはキャッツアイだけで、後は全部ヘッド側に有るので、しょっちゅう触る場所では無いのですが面倒ですね(笑)

指板のお手入れには何を使う?

指板のお手入れについては目的によって様々なケア用品が発売されています。

Ken Smithのクラシックワックスポリッシュ

私が使っているのは、Ken SmithのCLASSIC WAX POLISHという製品で、30年くらい前に作曲用にアコースティックギターを購入した際に楽器店で勧められたものをずっと使用しています。

製品の種類としては、指板の乾燥保護のための蜜蝋ワックスですが、溶剤として汚れ落とし成分でもあるレモンオイルが配合されています。

成分表示

オレンジオイルやレモンオイル単独では、揮発性が高い為基本的には汚れ落とし用であって、あまり指板保護にはならないようです。用途によって使い分けが必要だそうです。

また、ワックス系も指板に浸透して保湿するのではなく、あくまで表面にワックスの膜を使って保護するもの。このあたりは革靴のワックスと同じです。ですので、余り厚塗りすると後でワックスを除去しようとすると大変なのでほどほどに。

また、保湿目的ではフレットボードジュースという商品が有名です。主成分はジョンソン&ジョンソンのベビーオイルと同じ不揮発性の白色鉱油なので、ベビーオイルを使う方もいるとか。不揮発性かつ木材に浸透するので、長く保湿効果があるそうです。

また、木材に浸透後は余り揮発せずに硬化して保護する亜麻仁油などの乾性油を配合した製品もあり、百花繚乱と言ったところです。

いずれの製品も、保湿や保護のための成分と汚れ落とし用の成分が一緒に配合されているものが殆どのようで、成分表などをよく読んで、好みのものを使用すれば良いかと思います。

お客さんと共演者に助けられたArtist'sでのライブ

9月28日に開催されたArtist'sライブに出演しました。

ライブの様子

今回はというか今回も本番では指が震え声が上ずるコンデションでしたが、来場されていた中島みゆきファンで、同じドラマーであり、小中学校の先輩でもある久郷啓三兄貴に急遽カホンをお願いして、アンコールではカホンに合わせて手拍子をいただいたり、共演者とお客様に助けられたライブでした。

出来はボロボロだったけど、こんな感覚は初めてのことで、本当に嬉しかったです。

ギターはいつもの、ヤマハN-1000にデュアルコンタクトピエゾピックアップ・プリアンプ・EQ・リバーブでしたが、ギターの音良かったよ!とお褒めをいただきました。EQのセッティングもほぼ決まってきたかな?

ヤマハN-1000

足元はいつものプリアンプとEQとリバーブ

セットリスト

ミルク32、おまえの家、蕎麦屋、エレーン、ホームにて、遍路

出演者

こぶじめっと、JB snow、JeJe、Happy Blue Hearts、しきだひろのり(Perc. 久郷啓三)

出演者の皆さん

出演者全員で記念写真

久々にTsunaguオープンマイク

久しぶりにTsunaguさんのオープンマイクに行って来ました。

今回も出演者というより、主催している友人のお手伝いとPA講座のなんちゃって講師がメインだったので、PA機材を持ち込んだためギターは持ち込まず、友人のヤマハLL-16Dをお借りしました。

先日プロの歌手がここでライブを行った際に、ボランティアでPAをしたそうなのですが、なかなか対応が難しかったそうで、もう一度基礎からPA講座と相成りました。

スピーカーチューニングの基礎を学んでもらいたかったのですが友人のミキサーには簡易的なマスターイコライザしか付いておらず、今回は私のグラフィックイコライザを持ち込んでスピーカーチューニングを体験してもらいました。

こうしたカフェのような商業空間での音楽イベントは意外にPAが大変です。

店内に出っ張ったカウンターや調度品、テーブルやいすの配置などもあって、PAをメインにしてスピーカーを設置することができませんし、会話も楽しめる必要があるので音量決めもそれなりに配慮しなければなりません。

ですので、逆にPAの基礎を学ぶにはよい環境かもしれませんね。

オープンマイクの様子