ヤマハのFG-201Bというオール合板のいわゆるフォークギターを購入しました。
生まれて初めて買ったギターはモーリスW-20。高専1年の冬、市内の河合楽器で購入しました。
このFG-201Bと交互に手に取って決めたように思います。河合楽器だったのは、小学生まで音楽教室で電子オルガンを習ったことがあったから。
決め手はネック。ヤマハよりもモーリスのほうが握りやすかった。ただそれだけで、音のことなんかわかるわけもなく。
実は、セミハードケースを探していたところ、セミハードケース付きのギターというか、ギターが付いてくるセミハードケースともいうべきこのギターに出会ってしまいました。この頃のセミハードケースはなかなか出来が良いです。
ただ、うっかりしていたのが、ショートスケールのFGだったので、手持ちのギターが入りません。
また、4弦のペグ穴が駄目になってたり、6弦のペグ付近に微かなクラックなどもあり、年式ならではのコンディション。
ヤマハのFGシリーズは、発売時期によって人気が(評価が?)異なるようで、最初期の赤ラベル期、黒ラベル期はジャパンビンテージとして高価がついているようですが、このFG-201Bのようのオレンジラベル期はあまりありがたられていないようで、もしかしたら状態の良いものが安く手に入るかもしれませんね。
セミハードケース目当てで約1万円というこの個体。幸いにもネックが真っ直ぐなので、ちょっと直して、フォークグループの本郷姉妹用にでもしてみようかな?
メジャーなFG-180じゃないところが良いかも。
参考までに当時のカタログ(1978年)に掲載された主要緒元を掲載します。
胴型 | ヤマハオリジナルウエスタンタイプ |
弦長 | 636mm |
表板 | えぞ松 |
裏/側板 | サペリ |
棹 | ナトー |
指板/下駒 | パリサンドル |
糸巻 | TM-15(カバー付き) |
弦 | ヤマハライトゲージ |
棹反り修正 | アジャスティングロッド付き |
発売当時の定価 | 20,000円 |
製造年 | 1978年から1980年(シリアルからすると1979年製) |
なお、前モデルのFG-201は、サイド・バックがクインズランドウォルナットだったそうです。