ペグを交換した話です。
ヤマハN-1000のペグが、ごく稀に空回りするので交換しました。ライブ用のギターなのでトラブル対策です。オリジナルじゃあなくなるのは勿体無いのですが…
元々はヤマハ製TM40Gというダイキャストの重いのが着いていましたが、これがまた特殊なヤツで現行品で同等品が有りません。
そこで、色々探した結果、KLUSON(クルーソン)のSUPERKLUSON VX-501、通称ワッフルバックと言う一般的にはGibsonのヴィンテージエレキ(アコギもかな?)に使われているらしい製品を、ダイキャストで重く外観も似ていることから採用。
寸法的にも外観的にも違和感なく取り付ける事が出来ました。
唯一の問題点は、クルーソンのものはペグポストが短くて弦を通す穴が低いため、元のペグよりも弦を巻く回数に注意しないと、弦が重なる可能性がある事くらいでしょうか?
プロのギターセットアッパーの動画を見ると、こうしたGibson系に多いペグは、一度弦を潜らせてから巻くと巻数を稼いでしっかり巻けるのだそうですが、僕は元々そういう巻き方を教えてもらってきたので問題ないです。
有名どころのギター製作者の動画か何かで、ヴィンテージだろうがギターは弾いてなんぼ。ペグもナットもサドルもフレットも消耗品や!とのお言葉。他のリペアマンのブログにもそう書かれてありました。
納得。
ペグの重さや材質で音が変わるのだそうですが、同じダイキャストで重量もそれなりにあるためか大きな変化は有りませんが、高音弦のキラキラした感じが増したように感じました。
実はペグを交換して初めてわかりましたが、このギターは以前ペグを交換してオリジナルに戻して販売された形跡がありました。ピッチガードも張り替え跡があったので、相当ギター弄るのが好きなオーナーだったのかな?