蓮な日記

LotusのF1が好きなので蓮な日記としましたが、音楽、靴などのテーマで綴ります。

ギターのサドルも消耗品

最近、N-1000の音、特に6弦がぼんやりして来たと思ってたら、サドルが写真のように削れて轍が出来ていました。

中古を購入して2年半。

弦交換の度にチェックしておくポイントだったのですが、全くノーマークでした。

ヤマハのこの時期のサドルは3mm厚で幅が75mmなので、なかなか適合するものが無かったのですが、Amazonで、『アコースティックギター用 75mm幅 オイル漬け牛骨製サドル』という商品が見つかり注文、交換しました。

https://amzn.asia/d/e7gSIpq

メルカリにも同じ商品が

https://jp.mercari.com/item/m54837333727

2.5mmの弦高にするために、何度も調整しながら削りました。N-1000はブリッジの厚みがあるので、御覧の通りペタペタです。

全く音が変わりました。

購入時についていたものもどうやらオイル漬けの牛骨製のようですが、具体的には、ぼやけた輪郭がはっきりして、サスティーンも全く別物。

劣化した樹脂製なんかだと、より効果があるかもしれません。

なお、オイル漬けのサドルにしたのは、弦との滑りが良くなって、チューニング時の「ぴきっ!」という音がしなくなるとの触れ込みだったからです。音に対する影響はどうなのかな?

たまには、サドルやナットもチェックせねば。

侮れない入門ギター ヤマハFG730S

ヤマハFG730S

本郷姉妹のボーカルをつとめる先輩が、楽器屋さんで中古のギターを買って練習に持ってきました。

私は指弾きアルペジオ、先輩はピック弾きのストロークという違いはあれど、音量がものすごいので負けそう。いわゆる、バカ鳴りとかいうのではなくて、バランスの取れた音色・音質なのに音量があり、しっかり音が前に出ます。

試しに弾かせてもらうと、指で軽くアルペジオを弾いても、気持ちいい。

そのギターの名はヤマハFG730S。

品番の最後のSは恐らく単板を表すに違いないと思いネットで調べると、トップはスプルース単板、サイド・バックはローズウッドの合板。現行機種のFG830の前のモデルということで、別にジャパンヴィンテージでも何でもない、普通の入門機。

楽器店で調整済みとのことではありますが、参りましたヤマハさん。

ピックアップが付いていないので、別途追加する必要がありますが、生音も気持ちよいので、ライブでも活躍しそうです。(練習では、私のレアアースマイクブレンドを使用)

※ライブ前提なら1万円くらい高いのですが、ヤマハならパッシブタイプながらピックアップ付きのLL6という選択肢も。ただしこの場合もプリアンプは必須ですね。

もしも宝くじが当たったら買ってみたいギター

明けましておめでとうございます。

被災された皆様にはお悔やみとお見舞いを申し上げます。私は被災は免れましたが、避難者の受け入れや支援でバタバタしております。

さて、新年なので、もしも高額宝くじに当選したら買ってみたいギターを考えてみました。

Gibson J-45 Rosewood AN

写真はイシバシ楽器の通販サイトより

https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800001870392

Studioシリーズではなくて、標準モデルのサイド・バックがローズウッドになったモデルです。

所有はしてませんがアコースティックギターのデザインは、GibsonのJ-50が一番好きなのです。

ですが、音の好みとしてはマホガニーよりもローズウッドの方が好きなのと、このモデルには、同社のエレキギターに見られる、ヘッドにクラウンインレイと呼ばれる意匠が施されていて、これがまた魅力的なのです。

ローズウッドのSouthern jumboを買うと言う選択もあるかも知れませんが…

ペグはグローバータイプは好きじゃないので、きっとクルーソンのプラスチックキーストーンつまみのものに変えると思いますが(笑)

レギュラーラインではない為、滅多にお目にかかる事がないので、それこそ、夢のまた夢ですが。

ドラムにはないけどギターにはあるヴィンテージ楽器の評価の高さ

ヤマハレコーディングカスタムとLudwigブラックビューティー

アコースティックギターもエレクトリックギター(ベースを含む)もヴィンテージ楽器や、ヴィンテージとはいかないまでも、古い楽器に対する評価はかなりのものがあるようです。

戦前モデルから1960年代あたりがヴィンテージかと思いますが、国産に関しては日本メーカーの元気が有った1970年代から1980年代のギターも、ジャパンヴィンテージ(通称ジャパビン)と言われて、価格が高騰しているようです。

www.digimart.net

ドラムの世界では、Ludwigの1970年代の限られた時期のオリーブバッヂと呼ばれる、ジョンン・ボーナムらが愛用していたメタルシェルやブラスシェルのブラックビューティー。ジェフ・ボーカロが愛用していたメイプル単板シェルのSLINGERLANDのRADIO KINGなどごく一部のスネアの評価は高いのですが、ドラムシェルの構造上、何枚かの木材を高温の専用窯などで成型する関係で、ギターでいうところの合板であることがほとんどなためか、ドラムにプレミアム価格が付くことはあまりありません。損耗も激しい楽器ですしね。

ブラックビューティー現行品

ですから、最近弾き語りを始めてから、ギターのヴィンテージの世界にはただただ驚くばかりです。

www.j-guitar.com

ヴィンテージ楽器というのは、その時代の背景や、限られた時期に製造された希少性、その人にとっての物語が揃って成立するものだと思いますが、楽器にとって一番重要な要素である音色や演奏性はどうなのでしょうか?

一般的に、木材の種類や置かれた環境によって変化の度合いは異なりますが、木材は長い時間を経て朽ちていきます。よく言われるように、水分が抜けてセルロースの結合が強固になって一定のところでピークを迎えるのだと思いますが、朽ちてゆきます。

楽器の音色を決めるそのピークがどこいら辺りにあるのかを長い楽器製作の歴史の中でおおよその最適解を見出した結果が、今使われている材料に表れているような気がします。

ですから、適切な環境で使用されてきた楽器は、様々なリペアを経ながらかなりの年月が経ってもその役目を果たせるのだと思います。ヴィンテージ家具などもそうかもしれません。

よくヴィンテージギターの音色を表現する時に、『枯れた音がする』という言葉を使います。個人的には、劣化を表現しているのではなくて、経年変化による音色の変化を大雑把に表現しているのだと思います。そして、それはある意味において正解で、ある意味において不正解かもしれません。

以前にも書いたのですが、あるライブハウスでお借りした1970年代のMartin D-28や1960年代のGibson J-50は、高音が耳につくほどピーキーでした。セルロース組織が強固になって高音が響きやすくなったのか、まさに材が枯れたことで中・低音の出方が落ち着いてきたので聴感上そのように聴こえたのか…

このあたりは、『音質』の変化とは言わずに『音色』の変化と言いたいところです。

私が中古、俗にヴィンテージと呼ばれるギターを買った理由

私が現在所有しているアコースティックギターは、いずれも中古、俗にヴィンテージと呼ばれるものばかりです。別にヴィンテージをコレクションしているわけではなくて、たまたま欲しいギターがそうだったという事です。

現在所有のギター

40年振りに50代半ばに弾き語りを始めるにあたって、音楽に関わるきっかけになった、中島みゆきの曲を歌ってみたくなり、どうせならと、当時彼女が使っていたギターを買ったことが始まりです。

好きなアーティストの使っていた楽器を、当時は買えなかったけど大人になって購入するという人が多いんじゃないでしょうか?そこで現行品があればよいのですが、絶版になっていると古いギターを探すより他ありません。

みゆきの使っていたギターが、Martinとかじゃなくて良かった。現行品でも手が出ない。Martinのヴィンテージ集めている人は、最初は伊勢正三とかから入っているのかな?

以下、現在使用しているギターです。

ヤマハN-1000(前期型)

ヤマハN-1000

2021年6月に購入したヤマハ N-1000です。サイド・バックがハカランダ合板3ピースなので、前期型です。

サイド・バックが合板のためか、オール単板のように倍音豊かというわけではありませんが、低音が豊かというよりブーミーな位なので、一人で指弾きで歌うにはベースがしっかり出るため、とても歌いやすいギターです。ライブではメインで使い続けています。

1番好きなギターなのですが、同じ金額なら現行品のオール単板の上位グレードの方が一般的に良い音と言われる、倍音豊かな音がしますので、万人向けではないと思います。

特別な思い入れがなかったら、ヤマハならばLL-16あたりを買ったかもしれません。

ヘッドウェイHJ-908(1980年製)

ヘッドウェイHJ-908

N-1000を調整に出した際にライブ出演が決まり、2023年1月にサブギターとして購入したのが、中島みゆきがN-1000の後に、コンサートやレコーディングで使っていたというヘッドウェイHJ-908です。正確に言うとこのHJ-908の復刻版であるHJ-908reというギターを持っていたのですが、メルカリでオリジナルモデルを発見して購入したもので、復刻版のほうは手放してしまいました。

J‐45スタイルですが、ロングスケールになっているという面白い仕様で、言葉にすると陳腐ですが、上品なJ-45といった音がします。

ヘッドウェイに関しては、日々技術の探究が凄くて仕様もどんどん変わり、ヤマハのように古いギターにプレミアは付いておらず、現行品の方が高価だったりします。

モーリスW-25(1972年製)

モーリスW-25

学生時代に弾き語りを始めたのが1979年の冬で、最初に買ったのがモーリスW-20というギターでした。2年くらいしてドラムに転向したため友人に譲りました。

青春時代が懐かしくなり、あのころのギターを探していた時、中島みゆきが「時代」という曲でポプコンのグランプリを受賞していた時に弾いていたのがモーリスだとわかり、2023年5月に送料込みで9千円ぐらいで購入したのがこのW-25です。

みゆきが使っていたのは、札幌五輪でアルバイトして買ったと言っていた事、写真の特徴からおそらく1971年製だと思いますが、このギターはデザイン変更の過渡期だったのか、1972年製にもかかわらずヘッドのロゴが1971年頃までのもので、デザインがかわいいので気に入っています。

音は、低音が少々弱いのですが、オール合板とは思えないバランスの取れたフォークギターらしい音がします。

モーリスは、ヤマハのように古いギターに高価な値段がつけられる事はないので、気軽に買えますね。というよりヤマハの中古相場は異常な気がします。

モニターヘッドフォンをSONYのMDR-7506に買い替える

20年以上使い続けたモニターヘッドフォンを買い替えしました。

今回購入したのはSONYMDR-7506で、一応業務用という位置づけ。

あちこちのスタジオでよく見かけるMDR-CD900STの海外向け下位機種という位置づけなのかな?

PAミキサーを務めていた市川市文化会館にあったのは、その先祖に当たるMDR-CD900だったような気もしますが、なにせ30年以上前のことなので記憶が…

イヤーパッドが大きく耳をすっぽり覆うので、耳と干渉しないためか装着感はとても良いです。

音に関しては、程よい解像度で疲れにくく、私が重視する低音もしっかり鳴ってくれます。

カールコードは賛否あるようですが、自宅モニター用としては問題なく、デザイン的にもちょっとレトロで気に入っています。一応業務用なので、純正保守パーツがあるのも良い点です。

 

 

Photogenicムスタングタイプのブリッジ交換

以前記事にした、PhotogenicのMG-200のブリッジがビビって使い物にならなかったので、ブリッジを交換しました。

lotus79.hatenadiary.org

購入したのは、Musiclily Pro の10.4mm ローラーサドル ABR Tune-O-Maticブリッジ M4ポスト付という製品です。

 

スタッドアンカーは付属しない製品だったので、別途楽器店で用意していただき、あわせて交換もお願いしました。

これで ビビり音も無くなり一安心。

因みに、元々着いていたのは次の画像のローラーブリッジでした。一説によればモズライト用だとか。

オリジナルのローラーブリッジ

このブランドのギターは、初心者が、楽器店で調整されたものを購入する分には差し支えないと思いますが、フリマやネットオークションなどで購入するのはお勧めしません。

ネタとして買うとか、改造用のベースモデルなら全然アリですけどね♪