蓮な日記

LotusのF1が好きなので蓮な日記としましたが、音楽、靴などのテーマで綴ります。

SKYSONIC製T902 ピックアップを試す

参加しているフォークグループのメンバー用に、手持ちのFISHMAN製レアアースブレンド(Rare Earth Blend)以外のピックアップを試すため、SKYSONIC(ピックアップのブランドとしてはメジャーな中国メーカーらしい)のT-902という、ハムバックとコンデンサマイクを組み合わせた、レアアースブレンドのライバル?を試してみました。

パッケージはこのような感じ。今回購入したのは日本向け正規輸入品ではなく並行輸入品で、楽天でギターパーツを販売している店の1年間独自保証付きです。

並行輸入品は、ギターを挟む箇所がコルクではなくゴムであることと、マイクスポンジカバーが付属しないことと、日本代理店の3年保証が付かないことだそうです。また、正規輸入品はコネクタが4Pであると日本代理店のサイトに書いてありました。

T-902 T-903: コンタクトの増設について ※改造は自己責任として行い、補償対象外となります事をご了承ください。  スカイソニックの日本向け製品は4pのエンドピンジャックを採用しております。    902、903の配線は   TIP: ピックアップ  RING:電池の電源 パワー端子:未使用 となっています。 ​  つまり本来なら電池の電源はパワー端子に繋ぐべきですが、RINGに繋いでおります。  この配線のためにモノラルケーブル専用になっております。ステレオケーブルでは音が出ません。 ​  この理由はプラグの規格が製造国により僅かに差があり(恐らくインチとミリの違い)、ステレオプラグの接続よりモノラルプラグの方が出力が安定するためです。ステレオケーブルを使い2CH仕様にした時に稀にプラグの接触ノイズが出る場合は、プラグを変えてテストしてみる事をおすすめいたします。  ステレオプラグはノイトリックなどの信頼できるメーカーのものを使用する事をおすすめいたします。  もし902、903にコンタクトを増設し、ステレオアウトで2CH出力したい場合には配線を以下のように変更いたします。 ​   TIP :そのまま RING:コンタクト パワー端子:電池の電源  ​  コンタクトのアースは SLEEVE にまとめてください。  TIPをコンタクトとするかマグとするかは、PRO1の端子の例を参考にして各自で決定くださいませ。

そのほかにも日本向けにチューニングされている可能性もありますし、本物かどうか怪しい商品も有りますので、ネットでの非正規品の購入が心配な方は、国内正規品を購入したほうが良いと思います。私は以前から牛骨サドルなど買ってきたお店だったので購入に踏み切りましたが、Amazon並行輸入品を買う気にはなれませんでした。

次のリンクは正規代理店のAmazonストアです。

日本正規代理店は次のサイトです。

www.skysonic.net

テストという事もあり、エンドピンジャックの加工はせずに、付属のエンドピンホルダーと、マスキングテープで固定しました。

ライブでの使用が前提なので、手持ちのRoland AC-40で鳴らしてみました。

レアアースブレンドと違い、マイクとハムバックそれぞれ独立したボリュームダイヤルがあるので、マイクを最大にしてハムバックの音を足していきました。

ギターのキャラクターをそのまま(生音そのままというわけではない)素直に出力する点はレアアースブレンドとよく似ていますが、やはりマイクがあることが大きいですよね。また、ハムバックの出力はT-902のほうが大きくプリアンプなしでもライブでは使えそうで、性能を生かすためにプリアンプ使用が推奨されているレアアースブレンドよりも、こだわらなければ、手軽に自然なアコースティックギターらしい音が得られると思います。

ただ、T-902は割とはっきりローカットされているような気がするので、私みたいにひとりで弾き語りをする人より、バンドの中でもできるだけ自然なアコースティックギターの音を埋させないようにしたい人向きかもしれません。

ピエゾやマグネットの音が好みではない方にお勧めです。