弾き語りを始めて2年余り。毎月のようにライブやオープンマイクに参加するようになって、色んな人の歌と演奏に触れるようになり、そうした仲間達と音楽談義やギター談義をするようになり、「このギター良く鳴るよね!」とか「やっぱりMartinだよね!」、いやいや「ヤマハのヴィンテージもなかなか良いギターだね」なんて話題もしばしば。
そこで、良いギターとは何か?暇つぶしに書いてみます。
家で弾き語り用のギターとして
約3年前にヤマハN-1000を購入して今に至るわけですが、先ずは家で気持ちよく歌える伴奏楽器であるかどうかが、私にとっての良いギターの基準になります。
基本的にローコードの指弾きアルペジオばかりですから、ソロギタリストや弾き語り上級者とは、良いギターの基準が異なると思います。
N-1000の当時の定価は10万円でトップのみ単板です。安くはありませんが、ヤマハの中では上位機種ではありません。
単純比較は出来ませんが、同時期のオール単板モデルに比べたら、こもり気味に感じる中低音が、音の太さや丸さとなって、むしろブーミーなくらいの低音は私の怪しい歌の音程を支えてくれますし、鳴りすぎない高音の倍音感は歌の邪魔をしません。
そしてうまくは言えませんが好みの音色のギターです。そう、昔聴いていたレコードの音です。
次に、重要なのがモチベーションを維持するうえでも、好きでいられる飽きのこないデザインかどうか?これ案外重要です^^;
購入した動機は中島みゆきが使っていたモデルだからなのですが、デザインを気に入っている事も大きなポイントです。
最近は、ヘッドウェイのHJ-908もよく弾きます。
これも中島みゆきが使っていたモデルで、当時の定価は8万円とメーカーでは中位機種でしたが、一応オール単板です。
購入当初はマホガニーの音が好きではなかったのに、デザインが好きで弾き込んでいるうちに、音色もどんどん好きになって来ました。デザインの力は軽んじてはいけませんね。
ライブ用のギターとして
ライブでの音も大切です。と言うよりPAミキサーだった事もあり、人一倍気になります。
ライブ用のギターとしては、ほとんどの場合ピックアップを通した音になるので、色々制約のある中でも自分の好きな音色のニアンスが素直に出せるピックアップと出会えたら幸せですね。
私の場合はありがたい事に、今のコンタクトピックアップと出会えてラッキーでした。もちろんプリアンプも含めて。
生音は良いのに、ライブでは気に入った音にならずにストレス抱えてる人も多いんじゃないでしょうか?
あれこれ試すしかない。それはもう沼ですね。それも楽しみの一つですが。
となると、ライブ用としては弾きやすいギター、持ちたくなるデザインが優先するかもしれません。
まとめ
私はローコード中心に歌伴のためにギターを弾くわけですが、ハイポジションを使ったり、ソロプレイされる方は豊かな倍音やサスティーンは大切だと思うので、良いギターの定義は全く異なることでしょう。
私の場合よくよく考えると、メイン楽器のドラムにしろギターにしろ、音で選んだ事がなく、ほとんどは好きなアーティストの使用モデルでデザインが好きだった事が一番決め手で購入しました。
そして、何本か売り買いして手元に残ったのが結果的に自分にとって良いギターだったようです。
なので、うんちく考えるのはやめにして難しく考えずにギターを楽しみたいと思います。